保険は、結婚した時に見直そうと思ってませんか?よくある質問で、ひとまず結婚するまでの期間だけ考えておこうという方が、結構いらっしゃいます。でも、もったいないことになるかも。見直し前提で保険を考えている人に見てほしい記事となります。
結婚したら保険を見直したほうがいいですか?
「保険は、結婚したら、見直すことになるから、ひとまず加入しておいたらいいですよね?」というようなことを、よく聞かれることがあります。
保険の種類にもよりますが、見直し前提で加入することはおすすめしません。
なぜなら、たとえば、医療保険を検討されているとします。
医療保険を何のために加入するのか?
⇒病気やケガで入院や手術をした時に、治療費など大きな出費があったら心配なので・・。
では、結婚すると、同じように入院や手術をした時の治療費は、変わるのでしょうか?
⇒基本的には、同じ治療をされていれば、治療費は何も変わらないので、特に見直すことはないですね。
もちろん、相手の方が資産家であったりすると、そもそも保険自体いらないかもしれません・・。
加入する目的を明確にする
実際は、加入する目的によって、変わってきます。
さきほどの医療保険を例にすると、「いつまで」その保障がほしいのか?をしっかりと考えておく必要があります。
特に医療保険は、病気やケガでの入院・手術をしたときに給付金を受け取れるものです。
入院・手術をするリスクが高いのはいつなのか?それは、年齢が上がるほど、リスクも上がってきます。
老後での入院などが心配であれば、ずっと保障が続く終身タイプを検討することになります。
入院したら1日5,000円受け取れる終身医療保険に加入するとします。
①20歳で加入して、60歳まで40年間保険料を払って、後は保証のみ続く。
②40歳で加入して、60歳まで20年間保険料を払って、後は保証のみ続く。
この場合、毎月の保険料が高くなるのは、②となります。②の方が年齢が高いので、入院・手術のリスクが高くなり、保険料も高くなります。
では、保険料を支払うトータル額が高くなるのはどちらだと思いますか?
これは、ほとんどの商品が、②の方が高くなります。払う期間は短いのですが、後から加入した方が総支払額も高くなる傾向があります。(※特約の種類や、性別によって、①の方が高くなることもあります。)
まとめ
保険は、加入する時に、「何のために、いつまで、どれくらいの保障が必要か」をしっかり考えておいたほうがいいことが多いです。
あとから、加入し直すと、無駄に多く保険料を払うことになったり、後から加入しようと思っても、健康上の理由で、加入できないこともありますので、注意しておきましょう。
上記のことを踏まえて、後でもったいなかった、とならないように、慎重に検討してみてください。
《編集後記》
オンラインでの初心者の方向けのセミナーを企画中。
少人数で、質問しやすいアットホームなセミナーに
なるように、いろいろと考えています。。。