「NISAとつみたてNISAを併用できたらうれしいけど・・。そんなことできますか?」とよく聞かれます。全員ができるわけではないですが、考え方次第ではできる・・?
「NISA」と「つみたてNISA」併用する方法
ご夫婦で、それぞれ「NISA」と「つみたてNISA」をはじめると、一家計として見れば併用できていることになります。
一個人でみると、「NISA」と「つみたてNISA」は、どちらか一方しかできないようになっているので、あくまでもご夫婦限定の方法です。
もちろん、一家計として考えたとしても、お二人別々で証券口座は開設しなければなりません。一つのIDで、二つの口座を管理することもできません。
この証券口座をつくる際に、知らずによくやってしまうことがあります。
ご夫婦でNISA口座を開設する時の注意点
●ご夫婦間でも贈与税はかかる
夫婦の間でも、お金のやりとりは贈与税の対象になります。年間110万円までであれば、贈与税はかからないようになっています。
たとえば、ご主人が「NISA」、奥様が「つみたてNISA」の口座をそれぞれ開設。奥様の貯金からご主人の銀行口座に120万円を移して、ご主人はその120万円全額、NISAで投資。
⇒上記の場合、120万円ー110万円=10万円(←贈与税の対象)
●証券口座へは本人名義口座からしか振込めない
証券口座名義と異なる名義の銀行口座からの入金は断られてしまいます。
私も昔にやってしまってます。これ実際にやってしまうとどうなるのかというと・・。
「組戻し」という手続きをとらなければなりません。振り込んでしまった人が証券会社に電話で連絡、と、振込みされた人の応諾が得られれば、組戻し成立で、振込み元の銀行口座にお金が戻ってきます。ただし、手数料(700~900円くらい)が取られます(勉強代・・)。
手間とお金がかかるので、くれぐれもお気をつけください。
投資初心者は「つみたてNISA」がおすすめ
今回、ご夫婦での「NISA」と「つみたてNISA」の併用についてお伝えしましたが、お二人とも投資初心者であれば、お二人とも「つみたてNISA」にすることをおすすめします。
ある程度の投資経験や知識があれば、投資対象が幅広い「NISA」でもいいですが、初心者の方には商品数が広いので、選べなくなってしまうかもしれません。
「つみたてNISA」であれば、金融庁が厳選した商品で、かつ、20年間の長期投資もできるの、おすすめです。
はじめての投資なら、シンプルに「つみたてNISA」で
《編集後記》
「Dr. STONE」(ドクターストーン)というアニメを見始めました。
何もないところから科学の力で文明を発展させていくSF冒険譚。
自然にある成分からいろいろなモノを作り出していくところに、
息子も私もワクワクして見ています。Prime Videoで見れます。